現金がなくて困った話

暮らしの知恵

財布忘れた!

ジムに行くときは、いつも駅近の商業施設の駐輪場に自転車を止める。
その日もいつも通りに駐輪場に自転車を止めたが、なんだかバッグがやけに軽い。

あれ、財布がない。
ジムの会員証とSuicaも入っている定期入れもない。
あるのは…iPhoneだけ。

今から家に取りに帰ったら、予約したジムのクラスに間に合わない。
とりあえずジムに直行することにした。

帰るまでは困らなかった

ジムのチェックインは、iPhoneのLINE会員証でOK。
図書館の本も、iPhoneのアプリで借りられた。
夕飯の買い物は楽天ペイで支払い完了。

「今どき財布がなくても余裕だな」と調子に乗って、いつもより買い物をしすぎた。

駐輪場の清算は現金かICカードのみ

帰ろうと駐輪場まで戻ると、無料利用時間を過ぎていて100円が必要に。
しかも、支払いは現金かICカードのみ。

ダメ元で商業施設の案内所に相談するが、
「管轄外なので…」とやんわり断られる。

家まで約2キロ。
歩いて帰れない距離ではないが、両手にはジムの道具と買い物袋。
そして炎天下。
じりじり照りつける日差しに、「この暑さの中歩くのか」と絶望しかけた。

ゆうちょのアプリがあった!

ふとiPhoneのホーム画面を見ると、「ゆうちょ通帳アプリ」のアイコンが目に入った。
そういえばATMで【スマートフォンでのお取引】というボタンを見たことがある。

検索してみると【ゆうちょ通帳アプリによるATM生体認証】のページがヒット。
「ゆうちょ通帳アプリ」による「ATM生体認証」のサービス開始について-ゆうちょ銀行
詳しい使い方-ゆうちょ銀行

幸い、「ゆうちょ通帳アプリ」も「ゆうちょ認証アプリ」もインストール済み。
iPhoneの充電が心もとないので、急いで近くのゆうちょATMへ向かった。

使ってみた

初めてだったが、操作は思ったより簡単。

  1. iPhoneで「ゆうちょ通帳」を開き、メニューより「ATM入出金」をタップ
  2. ゆうちょのATMで「スマートフォンでのお取引」をタップし金額を入力してQRを読み取る
  3. 画面に従って操作。

普段からネットバンキングを使っていたおかげでスムーズだったが、
慣れていない人には少しハードルが高いかもしれない。

1,000円札が出てきた時は、ちょっと感動した。

諦めなくてよかった

もしあのまま歩いて帰って、また自転車を取りに来ていたら、かなりバテていただろう。

最近はあまり使っていなかったゆうちょだが、
土日の郵便局内ATM手数料が無料なのはやはりありがたい。

調べてみると、島根銀行 スマートフォン支店 等、
コンビニATMで同様のサービスが使える銀行もあるらしい。

いざという時の選択肢として知っておくと心強い。
そんなことを学んだ一日だった。

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