教習所のペーパードライバー講習

車・旅行

教習所探しと申し込み

近所にペーパードライバー講習をやっている教習所がないかと探してみたところ、自宅から自転車で行ける教習所を発見。
評判など分からないが、とりあえず申し込むことに。
3コマがセットになっていて、約3万円。
高いけど仕方がない、他に方法がない。

申し込んだ後、予約は別途電話で行わないといけないとのこと。
無事、土曜日に1コマ予約。

第1回:教習所内での初運転

担当の方は、柔らかい話し方のベテランの男性。

最初に、運転経験や目的などを軽くヒアリング。
・運転免許証取得以降、うん十年。運転経験はありません!
・近所での家族の送り迎えが主だが、年に何回かは遠出するかも。
・高速道路の教習はいずれか受けたい!
・すべてに対して自信がないが、特に駐車に関してはゼロ!

シートやミラーの調整、エンジンのかけ方まで、イチから丁寧に教わる。

恐る恐る車を動かすと、すぐブレーキを踏んでガックンガックン。
教習所内を何週かして、ようやく若干滑らかに動くようになったところで1コマ終了。

やばい。絶対やばい。1コマだけだと何も身につかない。
そして、たったの3コマじゃ絶対運転できるようにならない。

とりあえず、次週に2コマ分予約。今日の先生は空いていないため別の先生になる。

第2回:初めての路上教習と駐車

今回の担当は、クールな女性の先生。緊張感が増す。

最初は教習所内をのろのろ周回。

前回より慣れて余裕が出てきたなと思っていたら「路上に出てみますか?」との先生の声。
えええええっ!!!い、いいんすか!?

びびりまくる私に「怖かったら無理しなくても、、」との先生のお言葉。
怖いけど…このまま教習所内をぐるぐるしても、一生運転できるようにならない。
決死の覚悟で、「行ってみます!」と返事。

いよいよ路上へ。首がちぎれるほど左右確認。
先生だけが頼り。すべて言いなり。

早速右折。
対向の車、全部行ったよね、の確認ののち、のろのろ右折しようとすると、
「いける時にはどんどん早く行ってください」の指示が。

怖くなると、すぐにブレーキを使ってしまう。
「ブレーキ踏みすぎ」の注意が。
ふええん。

左折時、歩行者を確認し、大丈夫かなと思って曲がろうとすると、先生から「本当に大丈夫ですか?」のお言葉が。
「大丈夫、、と思うのですけど、、」
「では、行ってください」
怖いんですけど。

広い道路を走行するが、それにしてもなんと、路駐の多いことよ…
車線変更で、
「急にハンドルを切らないように」との指示。
幸い、車が少なく後方にも車がいないため、すっと車線変更出来る。
先生曰く、私の住んでいる地域は、特に路駐が多いらしい。

恐らく数十分程度の路上教習だったと思うが、ヘトヘト。
教習所に戻った時には、我が家に帰ったようにうれしくなる。

残りの時間で、駐車の練習。
先生より駐車場所を指示いただき、「まずやってみてください」

なんとなくバックしてみるが、案の定入らない。
先生、「うーん」と苦笑い。

元にもどし、先生が言うタイミングでハンドル操作してバックすると嘘のように真ん中に駐車完了。

なにが、どうなってるのーーー
絶望感に苛まれていると、タイムリミット。

これで、ペーパードライバー教習を申し込んだときについてきた3コマはすべて消費した。
さあ、これで晴れて、ペーパードライバー卒業!なんて、なるわけないだろーーー!!!

先生より、道路の状況と時間にもよるが希望をした道路を走ることも可能とのこと。
その言葉に力をいただき、追加の教習を申し込む事に。
次週に2コマ分の予約を入れる。お金が飛んでいく。

第3回:実家周辺と駐車の壁

担当は前回同様、クールな女性の先生。
希望は、今後走ることになりそうな、駅周辺や実家の近所の走行と駐車の練習。

いきなりの路上は怖いと伝えたところ、何週か教習所内をぐるぐるさせていただき、路上へ。
先生、道路の本を出し、行く場所の目星をつけてくださっている様子。
おねがーい、下向かないでーー、こっちみてー、まだこわいのーーー。

先生の指示通りに運転し、実家の最寄りの駅周辺へ。
いつも歩いて見ている風景を、道路から見ると変な感じ。
人が多いな。あ、そういえばここの信号、青になっているのが短かいよな、なんて思いながら通る。

そして、実家近くへ。
住宅街で、道路が狭い。路駐も多い。
歩道も狭く、道路を平気で歩いたり、自転車で通ったりする人がいて恐怖。
私も歩行者の立場の時は、あまり考えずに歩いていたかも。反省。

これ以上は、今の私には難しいだろうということで、広い道路へ行き、教習所内に戻る。

残りの時間いっぱいを使って、駐車の練習をさせてくれるとのこと。

「まずは、やってみて」という事で、やってみる。
奇跡的に、何とか駐車枠に入るが、かなり端に寄っていて、お世辞にも褒められたものではない。
先生も、「うーん」という感じ。
通常の駐車場は、教習所の駐車場より、ずっと狭い場合も多いとのこと。

別の場所に止めてみようとするが、何とか駐車枠に入ったり、入らなかったり。
「ハンドルを切るのが早すぎる」
「今度は遅すぎる」
次第にパニックになっていく。

あげくには
「一体なにがしたいのですか?」

それがわかってりゃ、ここに来てないよーーー

達成感がないまま、時間切れで心ボキボキ。
卒業には程遠い。追加で2コマ予約。

第4回:雨の日の教習と若干の成長

前回と同じ、クールな女性の先生。
今回も、今後走ることになりそうなところの教習と、駐車の練習をしたいことを伝える。
が、私の行きたいところは混みあっている可能性が高いとのこと。
がっくり。路上教習場所は、おまかせにすることにした。

この日は若干雨が降っていた。
雨の中走るのは初めて!と言ってみたら、こんなものは雨のうちに入らんと。
以前、他の生徒さんと教習したときは、前が見えないくらい大雨だったと。
うわー、怖い。そんな時は運転したくないわー、なんて言ったら、いやいや運転しないといけなくなるかもしれませんよと。
確かに。そういう時こその車よね..

路上は、無難な大きい道路を走る。以前よりは、余裕が出てきた。
まぁ、隣に先生が乗っているからなんだよなー。
このまま同じ教習していても、いつまでたっても独り立ち出来ないかも。

ちなみに、自分で駐車の練習する場合におすすめの場所はありますかね?と聞いてみると、「イトーヨーカードーの駐車場」とのこと。
確かに、あそこ広いし!と思ったが、そもそもイトーヨーカードーまで一人で行けるのか。

教習内に戻り、駐車の練習。
やってみると、何と一発で入る。
先生より、まずまず、とのこと。
何度かやらせていただき、前回よりは若干の成長がある感じ。

最後に、教習所内のコース内ではなく、教習所内の普通の駐車場のようなところ(何台か車が駐車してある)に止めてみろという事で、チャレンジ。
奇跡的に、きれいに駐車が出来た。
(本当は、思っていた場所の隣のところに駐車してしまった。)

次はどうしますか?と聞かれ、
「私、高速道路いけますかねー」
と聞いてみると、「大丈夫だと思いますよ」とのこと。

幸い、翌週の早朝の教習時間の予約が取れそうで、早朝なら道路もすいているのでお勧めとのことで、予約。

第5回:高速道路デビュー

今回も、前回と同じクールな女性の先生。
いよいよ、高速の教習。首都高入り口から羽田を目指す。

先生曰く、「教習車は馬力がないので、加速のところがんばって。」
え?馬力?がんばれ?
加速車線で、先生が「踏んで踏んで」と連呼。
恐怖と闘いながら必死で踏み続けていると、あっという間に合流地点。
あの車の後ろに入るような感じでと言われ、なんとなく、気持ちで合流。

ふとスピードメーターを見ると100キロぐらい。
うわー、こんなに、と思っていたが、次第にスピードに慣れてきた。
先生から「スピードメーター見て」
うわ!100キロをはるかに超えてる!
下り坂でスピードが出てしまったようだ。
いかんいかん。アクセルを緩める。
と、また先生から「スピード気を付けて」
上り坂で、スピードが思いっきり落ちていた。

高速では、スピードを一定にするのが重要。
早くなったり遅くなったりすることで渋滞を生む。
「怖くてもブレーキ踏まないで。」

そうこうしていると、景色の良いエリアに。
思わず、デートコースですね!と言ったら、シーン。
スベッてしまった。

前を走る車が明らかに遅い。
あわせて走ると、60キロぐらいになってしまう。
怖くなかったら、追い抜いてみますか?と先生。
いやいや、怖いので、このままついていきます。

私の乗っている車も、どんどん追い抜かれて行っている。
色々なバイク、色々な車。
車の披露会?みたいなのがあるのだろうか。

自分も、追い抜いてみたくなった。
やっぱり追い抜いてみます、と言ってみる。

後続との距離があることを確認の上、急ハンドルしないように、追い越し車線へ。
アクセルを踏んで追い抜く。
そして、元の車線へ。
わーい、追い抜くの、できたー。(先生のおかげ)
先生が、ありがとう、のハザードの合図をした様子。

羽田に着いたと思ったら、そのままUターン。
帰り道は若干余裕が出てきて、ほんの少し景色を楽しめる。
先生からも、慣れてきましたね、のお言葉。
まぁ、先ほどよりは..
我ながら、速度を一定に保つのがうまくできておらず、まだまだだなぁ。

教習所に戻り、駐車の練習。
ガーン、前回より下手になっていて、うまく入らず。

そうこうしている内に、時間切れ。
次どうしますか?と先生。

うーん、迷う。まだまだ不安がとれない。
しかし、このまま先生が隣にいて同じように練習して、独り立ち出来るようになるだろうか。
どんどん、お金と時間だけが消費されていくだけではないだろうか。

少し考えてから電話で予約します、と返事し、帰る。

いつまでも先生は隣にいてくれない

結局、教習所の予約はそこで終わりにした。

教習車での安心間は、先生が隣にいるから。
補助ブレーキもあるし、的確な指示で安心して運転出来る。

でも、先生は一生隣にいてくれるわけではない。
自分の力で運転できるようにならないと、脱ペーパードライバーは達成できない。

まだまだ怖いが、ペーパードライバーから脱する一歩は踏み出せたと思う。

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