ある冬の朝、車のエンジンがかからない
久々に車の運転練習をしようと、運転席に乗り込みエンジンをかける。
が、まったくかからない。
メーターパネルには次々と不穏な表示が
『エアーバッグ故障 販売店で点検を受けてください』
『ハイブリッドシステム制限中』

なにこれ、故障?とパニックになりつつネットで検索すると、どうやらこれは「バッテリー上がり」。
「バッテリー上がりました」なんて表示されないのね。
身に覚えは、ある。思いっきり。
ここ3週間ぐらい、ばたばたして運転をほとんどしていない。
しても、スーパーへの買い物で、1~2キロの短距離。
やってしまったと、膝から崩れ落ちる。
ロードサービスを呼ぶしかない
震える手でダッシュボードを開け、任意保険のロードサービス専用ダイヤルに電話。
証券番号を聞かれるが、どの番号かよくわからない。
結局、車のナンバーを伝えるだけで対応いただけた。
「1時間ほどで到着予定」と言われ、少し安心。
車は電子キーが効かなくなってしまったため、物理キーで鍵を閉める。
ロードサービスの人が神に見えた
「あと10分ほどで着きます」とロードサービスの担当の方からお電話いただく。
落ち着かないので駐車場付近で待機。
それらしき車が来たため、思わず腕をぶんぶん振る。
作業員の方が、さっとジャンピングスターターの機械を持ってきて、ボンネットを開けて接続。
わずか10分程度でエンジンが復活。
「神よ…!」と心の中で叫びつつ、何度も頭を下げた。
このまま30分以上エンジンをかけっぱなしにして、その後出来れば1時間以上運転するのが安心とのこと。その通りにし、翌日も日曜日なので、1時間以上運転した。
カーディーラーでバッテリー交換
ちょうど翌週、半年点検でカーディーラーへ。
「何か気になる事はありますか?」と聞かれたので、恥をしのんで、「実は先週バッテリー上げてしまいまして」と食い気味で伝える。
バッテリーの検査結果は、「要交換」。
まだ半年しか経っていないのに…と、うなだれる私に
- 一度バッテリーが上がってしまうと、劣化がすすむ
- 充電しても満タンにならない。
- ごまかしながら乗り続ける手段もあるが、交換したほうが安全
とのこと。
安心には代えられない。それほど時間がかからないとのことで交換をお願いした。
金額は約3万。
スタッフの方から教わったバッテリー対策
落ち込む私にスタッフの方が優しく教えてくれた。
- 寒い冬はバッテリー上がりが起こりやすい。
- 最近のハイブリッド車は便利な反面、電気を多く使うのでバッテリーが上がりやすい
- 短距離のちょこちょこ乗りは、かえってバッテリー消耗する
- エンジンをかけておくだけでも違うが、走行をする方が効率よく充電できる
- 週に一度は20キロ程度走行すると安心。
- 出来れば、月に一度は高速道路などで長めの走行をするのが理想。
以後、気を付けていること
以後、以下を心掛けることにしている。
- 週に一度、練習を兼ねて20km以上の走行(慣れた道に限る)
- シガーソケット型のバッテリーチェッカーで定期的に計測
- 平日休みを取れたら、可能な限りアクアラインを走行する(休日は渋滞が心配)
もう二度とバッテリーを上げないと誓った。がんばる。
コメント